夜なのか朝なのか分からない時間。
この時間の空気と同じように私の頭も凛としている。
この空気感、この時間帯に起きている者が感じられる特権。音もなく光も薄く、冷たさだけが肌を刺す。

冷たさは頭をすっきりさせる。
中途半端な暖かさのせいだろうか、最近は昼間ずっとふわふわしたままだ。
所在なく、自分がどこに向かっているのか分からないまま、ただ日付が変わっている。
すべきことがあるわけでもなし、時が過ぎることになんの焦りも感じられない。どうしたもこうしたもないが、なるべくはっきりしたままで過ごしたい。
冬になればはっきりしてくれるだろうか。寒いのは嫌いだけど、冷たいのは悪くない。

自殺を目の前にして私が言えることは「お疲れさま」くらいだ。自分が死ぬときにも、心からお疲れさまが言えたらといいと思う。