すべての無産階級はおっさんのちんぽを勃起させるためだけに存在する

ブルーカラーたちはその待遇や対外的評価の差異が表す社会的評価の優劣によって間接的に、ホワイトカラーたちはある者は直接指導という名の罵声を浴びせかけられるような直接的な手段によって、またある者はしたり顔で3時間もかかる割に何も生み出さない会議にのみ使用される虚無を作成することによって間接的に、ハゲか小太りのおっさんたちの権威を裏付け、それによりおっさんたちのちんぽはバキバキに勃起する。

勃起には中毒性があり、おっさんたちは再び、より短い頻度で快楽を得られるように無産階級たちに無理難題を押し付ける。

だが、押しつけられる彼らもまた、いつの日か気持ちよく勃起できる日を夢見ながら、その到来を少しでも早めるべく今日もまたおっさんたちのちんぽを言われるがままにしごいてしまうのだった。

今の勃起と未来の勃起が渦巻くこの虚無スパイラルは、人類が存在する限り永遠に続いていく。おまけに、噴飯物なことに、人類は自分たちのことを知性ある生物だと感じている。

なんだ、猿の惑星ってここにあったんですね。

 

*ここでのちんぽは精神的ちんぽのため性別は関係ありません