2012 総括

逆張り総括とかやっちゃって、本当は普通に総括してる人に嫉妬してるんだろ?

とか言ってみて、さあ素直に振り返ってみましょうという気持ちになったからといって、振り返ることはできなかった。目の前だけ見て、その時の自分の機嫌を取ることだけに集中しなければ、心の奥底から勝手に湧いてくるアレに押し潰されそうになるから。

とは言え、応援している方には、ふと思い出した時に少しでも励みになるようにという思いで関わっているつもりだ。今と同じ状況はいつか終わってしまう。また別の道へと進まなければならない可能性が高い。社会の構成員たちはわかりやすい指標でしか判断できず、例えばそれは年齢だったりして、少し回り道をして来た人に対して厳しい視線が向けられることも多いだろう。その状況に、現状の自分だけで立ち向かおうとすると歯が立たない。どれだけどこかで頑張ってきたって、能力が高くたって、狭い世界には暗黙の了解がたくさんあって、それは経験することでしか学べないのだ。でも、過去のどこかで、輝いていた瞬間があれば、その思い出は乗り越えるための力を授けてくれるんじゃないだろうか。自分が信じて表現した結果を好きになってくれた、好きでい続けてくれた、見守ってくれた人がいる、という事実はずっと残り続けてくれて、状況が大きく変わっても、きっと、何かしらの力になるかもしれない。自分が経験者ではないから、本当にただの希望的観測でしかないけど、そうであればいいなと思うし、少しでもそう思えるように、たまに少しいいことを言ってみたいなんかして、程よい距離感で見守り続けられたらな、と思う。言葉にすること以前に自分の感情を把握することから苦手なので、大それたことはできないけれども、後ろだけは向かせないようにいたいと思う。

ここまで書いてきて小休止。立ち止まったらなんと今までのことを少しばかり思い出しながら考えていたことに気づいてしまった。素直に総括、できちゃいましたね。とはいえ自分の人生に関わる部分についてはどうでもよくて、思い出そうとするともやがかかってしまいますが。なんか無職して就職してみたいな感じでしたっけ?

で、再開。その後の人生にも記憶が残り続けてほしいとは言ったけど、思い出というのは別に自分のことを覚えていてほしいわけではなく、顔も忘れちゃったけどでも素敵な思い出があって、そのおかげで頑張れる、みたいな状況であればいい。むしろ、私個人は思い出して欲しくない。勝手に産まれさせられたものが自分の意志で人生を全うするのであれば、自分が生きた痕跡は全て消し去って、元々産まれなかったことにする、というのが一番美しいと思うから。と考えて、やはりアレから逃れられないことに気づく眠れない午前1時なのでした。